すっかり暖かくなった今日このごろですが、まだまだ油断はできません。先週末などは夏のように暑い日が続いていましたが、このあとには梅雨が待ち構えています。
そう、「梅雨寒」という言葉にもあるとおり、雨の降る梅雨の時期は寒暖差が激しくなりがち。急激に暑くなったり寒くなったりを繰り返していると、人間の体はストレスに感じてしまいます。
学校のストレスや仕事のストレス、家庭のストレスなどなど、社会で生活している以上、僕らは「ストレス」とは無縁ではいられません。
そんなストレスを感じると、下痢や便秘が続いたり、なぜかオナラが頻繁に出るようになってしまった――なんて経験はありませんか? 今回は、そういった症状にまつわる「腸」の話です。
Case1 原因不明の下痢が続いていませんか?
現代人は、昔の人と比べて胃腸が弱いと言われています。
例えば、小さな子供が嫌な体験をすると、親御さんや祖父母といった年上の人に「おなかいたい」「ぽんぽんいたい」と話すような場面がしばしば見られます。少し成長して学生世代になっても、「おなか痛いから学校行きたくない」と言うこともあるでしょう。
もちろん、これらは大人も同じです。会社内や家庭内で嫌なことや辛いことを感じると、「腹が痛い」と体に症状が出ます。
なかには、腹痛と共に下痢が続く人も多いかと思います。この下痢の原因は実にさまざまで、すぐにでも医療機関にかかるべき細菌性の病気である可能性もあります。あまりにも重篤な症状のときには、迷わず医療機関を受診してくださいね。
そういったケースは稀ですが、何となくお腹がゆるかったり、それに伴って下痢が続くような経験をしたことのある人は少なくないのではないでしょうか。――もしかするとそれは、腸が疲労困憊しているのかもしれません。
Case2 疲れがとれない日が続いていませんか?
現代人は忙しい。――何と比較して“忙しいか”と言えば、定義が難しいところですね。一例としては、テレビ・新聞・パソコン・スマートフォンとった娯楽が増えたことによって、情報量が増えすぎて疲れを感じているという人もいるようです。
もちろん、毎日の仕事や家事や育児に追われて、心が休まる時間がないという社会人も多いことでしょう。
疲れたときには、温かいお風呂に入って、マッサージを受けて、心身ともにスッキリ! ――こんなふうに簡単に疲れがとれれば良いのですが、寝ても覚めても倦怠感がなくならない日もあるかと思います。
1日程度でしたら誰でも経験する可能性がありますが、疲れがとれない日が続くと、精神的にも参ってきてしまいます。こういった長引く疲れの原因も、実は腸の疲労が原因となっている可能性があります。
Case1の症状が体に表れ、さらに疲れがとれないとなると、腸が“超”疲労を溜めこんでしまっているのかもしれません。要注意です。
解決策は腸をリフレッシュさせること!
「腸の疲労から来る体の不調を解決する方法は?」という問いの答えは、「腸の疲れを取り除く」こと。――なんだか、禅問答みたいですね(笑)。
目視でわかればいいのですが、腸は内臓ですから、僕たちが目視で「お! 今日の腸は調子がいいな」と判断するのはまず無理です。だから、定期的に腸にも優しく接しましょう。年齢を問わずできる、簡単な腸のリフレッシュ方法があるんです。
まずは、「白湯」を使ったリフレッシュ方法です。朝起きてすぐ、コップ1杯分の白湯を、自分のペースで飲みましょう。これだけで、寝起きの腸も活動的になるんですよ。
汗をかいていないように見えても、起きたばかりの体内は水分不足になっています。そこで白湯を飲み、腸を目覚めさせるんです。もし下痢が続いている人は、40度くらいの白湯がおすすめ。この白湯は、寝る前に飲んでも腸の働きを良くするといわれています。
ちなみに、腸が疲れる原因としてはストレスだけでなく、食生活にもあると考えられます。以下の記事では、腸に超やさしい乳酸菌入り食品をまとめていますので、ぜひ日常の食事に取り入れてみてください。