お茶が人間の身体にプラスに作用することは皆さんも御存知だと思います。
回転寿司のスシローさんのお茶(まあ、通的には「あがり」と呼びたいわけですが)もパウダー状でカテキン成分が丸々とれますので、実に身体に良さそうですよね。
ですが、身体には良さそうと思っていても、「お茶は便秘にも有効に作用する」という風に聞くと「?」となってしまう方も多いかと思います。
全てのお茶が便秘に有効に作用するわけではありませんが、便秘に有効に作用する「スーパースムーズスルーティー」とでも呼ぶべきお茶が存在している事は確かです。
今回は酵素に関連する仕事をしている僕が、「酵素屋」としての目線から選んだ、「便秘にプラスに作用するお茶、しないお茶」に関してご紹介をしていきたいと思っています。
烏龍茶は便秘には☓
サッカー日本代表の長谷部選手のようにオールラウンドプレイヤー的に映る烏龍茶ですから、「烏龍茶は便秘には最高でっせー」と言いたいところですが、こと便秘に関しては烏龍茶は期待したような仕事はしてくれません。
脂肪の吸収を抑制したり、身体の中の有害物質を排出したりする作用があり、中には国が「これは特保やから、ええもんなんやで!頭が高い!控えおろう!」とご威光を付与している真っ黒い烏龍茶もある位ですから、なんだか便秘にもプラスに作用しそうな気がしますが、実はそっち系はお得意ではありません。
カフェインが多く含まれていますので、カフェインがもたらす上述のような様々なプラスの作用は期待ができます。
でも、カフェインは利尿作用も強いため、おしっこばっかり行きたくなってしまうんですね。
便秘の大敵は腸内や体内の水分の絶対量不足です。
食べてドンドン出す為には水分を多く含んだ良質なウンチを生産しなければならないのですが、烏龍茶をガンガン飲んでカフェインを体内に入れすぎてしまうと、「おいおい、入れてくれるのはいいけど、その分水分は余計に出ていっちまうで」という状態になってしまい良くありません。
入れた以上にドンドン出てきてくれるのはパチンコの銀の玉ならば嬉しいのですが、便秘防止のキラーコンテンツである水分が出すぎてしまうのは困りもの。
もちろん身体に良いお茶であることに間違いはありませんが、便秘を解消したいがあまり過度な期待をかけて飲み過ぎてしまうのは良くありません。
お茶界のエース「緑茶」も実は便秘には。。。
「じゃあ、お茶界のスーパースター、緑茶は?」という質問が出てくるかと思います。
僕の周りにも緑茶の絶対的な信者の方が結構いらして、「緑茶万病に効きます教」の熱心な信者さんとでも言うべき方がいらっしゃるのですが、僕から言わせて頂くと、「対便秘に関しては緑茶も烏龍茶と同じ」という事になります。
カテキンが豊富に含まれビタミン類も豊富、テアニンやサポニンなど、血管血圧血液等にプラスに作用する成分が豊富に含まれていますので、そのあたりは「さすがスーパースター」といえるのですが、やはりカフェインが多いので、ベクトルは「利尿作用で水分ロス」の方に振れてしまいます。
繰り返しになりますが、便秘と体内水分は切ってもきれない関係にありますので、「緑茶も便秘に関しては。。」となってしまう事は覚えておかれると良いかと思います。
便秘への救世主は『プーアル茶」
「ティータイムが何より(やっぱ)好きやねん」でも「便秘に悩んでんねん」、「でもって、ブログで大好きな緑茶が便秘にはマイナスと聞いたんや、どないしたらええん?」という方にはプーアル茶がおすすめです。
中国では愛飲者が多いプーアル茶ですが、日本ではようやくオリコン30位以内に入ってきた位の知名度です。
酵素屋さんの僕はかなり前から愛飲していますが、整腸作用がある成分が豊富に含まれており、酵素のサプリと一緒に飲むと「詰まり知らず」になります。
プーアル茶にもカフェインは含まれていますが、烏龍茶や緑茶に比べて量は少なく、「ほどほどちょうど良い量」なので、それが酵素との相性が良い理由なのではないかと思っています。
「ティーブレイク」も良いけれど、便秘がひどければ「ミソスープブレイク」も良いのでは?
僕は幸い酵素屋さんですから、お手軽に酵素のサプリを摂取する事ができます。
身体の「消化」「分解」「吸収」「排出」という作用に関与するのが酵素ですから、便秘との相性に関しては勘が鈍い方でもわかって頂けるのではないかと思います。
酵素の「酵」は発酵の「酵」ですので、発酵食品の代表格である味噌にも当然豊富な酵素が含まれており、それが便秘にプラスに作用するのは今更僕が申し上げるまでもありません。
朝はコーヒーではなくミソスープで一服。
昼も定食でミソスープ、夜は和食でミソスープ。
そして昼間から夜の間はプーアル茶で一服しながら、追い打ちで味噌由来の酵素サプリを併せて飲んで完璧な便秘対策。
便座に長時間座って悶絶するのは苦痛と時間の無駄以外の何ものでもありませんので、ここは「酵素屋さんの実になるはなし」をぜひとも参考にして頂きたいと思います。