日々を過ごすなか、疲労が溜まっている人は少なくないのではないでしょうか。
睡眠をとり、ゆっくりと休めば、基本的に疲労は回復することができます。にも関わらず、なかなか疲労がなくならない、たっぷり寝ているのに疲れてしまう――といった悩みを持っている人が多いんですよね。
一時期、僕もそのような感じになって悩んでいました。疲れがとれないと、仕事にも影響が出てきてしまうんですよね……。そこで今回は、「疲労回復」について取り上げます。
睡眠不足は疲労の元
睡眠が不足していると、イライラしたり気分が暗くなったりと、精神的に不安定になってしまいがち。仕事に影響が出るのも当然ですよね。
それだけでなく、睡眠不足は体の免疫力を低下させます。風邪を引いたときに、「そういえば最近、睡眠不足だったな……」と思い至ることはありませんか? 風邪ならまだマシなほうで、場合によっては重い病気にかかる可能性もゼロではありません。
ほかにも、頭痛を感じたり、吐き気やめまいを起こしたり。睡眠不足は、僕らの体と心に悪影響しか及ぼさないのです。
レム睡眠とノンレム睡眠
一口に「睡眠」と言っても、実は「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類に分けられます。
レム睡眠は、いわゆる「浅い眠り」の状態を指すものですね。体は休んでいる一方で、脳は活発に動いている状態。人は眠っているときに記憶を整理すると言われていますが、それはこのレム睡眠のときに行われているんです。夢を見るのもこの状態のときですね。
一方のノンレム睡眠は、「深い眠り」を指します。体と脳の両方が、完全に休息している状態。このノンレム状態のときに成長ホルモンが活発に分泌され、細胞を修繕し、弱った免疫機構を回復してくれます。
このようにレム睡眠とノンレム睡眠は、どちらも疲労回復に欠かせないものなのです。
疲労を回復するには?
疲労を回復するには、睡眠の質を上げることが大切です。ここでは、なかなか眠れなかったり、何度も起きてしまったりということがないように、良い眠りにつく方法をご紹介します。
まずは注意点として、寝る直前にパソコンやスマートフォンを触らないようにしましょう。良質な睡眠のためには、リラックスすることが大前提。しかし、それらを触ると、脳が興奮しています。寝る1時間前には画面を見るのをやめて、静かに過ごすようにしましょう。
次に、寝具を見直す方法です。枕や布団、マットレスなどたくさんの種類がありますが、自分の体に合ったものでないと、うまく寝返りができなかったり、呼吸がしにくかったりすることがあります。
特に枕の高さが合っていないと、睡眠時の体のバランスが悪くなり、疲労を回復するどころか逆に疲れてしまいます。ついつい値段やデザインで選んでしまいがちですが、睡眠中の体を支えてくれる寝具こそ、実用性を吟味して選ぶ必要があります。
最後のポイントは、食事です。食事のあとは消化のために胃や腸が活発に働いていますから、熟睡することができません。消化には3時間ほどかかりますので、夕食はなるべく早い時間に食べて、胃腸が急速モードに入ってから眠るようにしましょう。
これらのほかにも、脳をリラックスさせるトリプトファンや、入眠しやすいグリシンなどの栄養素を摂るのもおすすめですよ!
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