以前、りんごダイエットやコンニャクダイエットなんてものが流行りましたね。
ご存知ですか?若い方は知らないかもしれませんねぇ。あれって80年代に流行ったダイエットだったんですけど、当時一世を風靡したものです。でも数年で忘れ去られた気がします。
ところで、マクロビオティックは流行からすでに5年以上は過ぎましたが、今も支持されていますよね。本当は60年以上の歴史をもった方法なんですよ。ダイエットと言うよりも長寿法なんですけどね。
今もマクロビオティックの文字を書店でよく見かけますけど、マクロビ効果は便秘解消、美肌、ダイエット、疲れづらい、頭が冴える、生理痛軽減と体調面の変化から、生活習慣病予防、また精神的に安定すると感じる人まで様々ですが、続けていくのは結構大変で挫折する人も多いんですよねぇ。上手く生活に取り入れて長く続けていけたらいいのでしょうが。
僕自身も玄米菜食を基本にする一人なので、改めて初心に返り、マクロビオティックを生活に取り入れるためのポイントをお伝えします。
マクロビオティックの本を探しましょう
マクロビオティックに興味を持ちこれから始めたいと思っても、書店には多くの書籍が並び、ネットでも情報が溢れ、一体どれにしたらいいのかわからないと聞きます。マクロビの基本的な考えはどれも同じようですが、そこから派生したグループの手法は時代と共に進化しているようです。
では、最初にマクロビオティックの書籍についてです。マクロビってどんなものなのか、どうしてそんな食事制限をするのかが具体的に書かれています。書籍の大まかな特徴を見てみましょう。
一番目は、マクロビオティック提唱者、桜沢氏の書籍です。桜沢氏の著書は思想的なことに重点がおかれたものが多いため、どうしてそのような食事法になったのかを探求したい方や東洋哲学方面からマクロビオティックを始められる方にいいでしょう。時代背景が違うため、若干古く感じられるかもしれませんが、マクロビの基本理念がよくわかります。
二番目は、久司道雄氏の書籍です。久司氏の著書は思想、健康法、食事法と広範囲で共著も多いのが特徴です。主にアメリカで普及活動を行っていたので、風土を考慮し、食べていい食品の量を明確にしています。去年まで元気に活躍されていた方なので、現代人の生活サイクルに合わせて書かれてあります。また同氏は桜沢氏の直結の弟子で、共に欧米を周り普及活動に大きく貢献した人物です。
三番目は、マクロビオティック団体が出版している書籍です。一般人から寄せられる疑問に答えられるような形で書かれてあり、マクロビオティックをこれから始める方に勧めの入門書やレシピ本が中心です。後述しますね。
マクロビオティックの団体から情報を得ましょう
マクロビオティックは元々日本発祥のものですが、一旦海外へ場所を移し発展し、逆輸入される形で広がりました。そのためアメリカ・マクロビオティックの日本支部なんてものもあります。逆輸入は車や音楽CDだけじゃーなかったんですね。主な団体は下記の3つです。
「日本CI協会」:マクロビオティック提唱者の桜沢如一氏が設立した最も古い団体です。現在は協会会員の勝又氏が会長として、桜沢氏の理念を引き継ぎつつも現代のマクロビオティックを提案しています。
「KIJ クシ・インスティチュート・オブ・ジャパン」:桜沢如一氏活動初期の直結の弟子、久司道雄氏がアメリカで設立した、海外で活動するマクロビオティック団体の日本支部です。久司氏は50年以上アメリカでマクロビオティックの普及活動に従事していました。
「正食協会」:桜沢如一氏の弟子、岡田周三氏によって設立されました。団体名の「正食」とはマクロビオティックの元の名前です。主に関西で活動している団体です。
それぞれの団体は会員制度があり、会員に向けた月刊誌や情報を発信しているので、そこから具体的な情報を得るのも一つの方法です。各団体では定期的に勉強会や料理教室などが開催されています。
マクロビを始めてはみたものの、レシピに行き詰まりを感じたり、方法に不安を感じたりする方はこのような団体に入り情報交換をしてみるといいと思います。
生活に取り入れるためのポイント
マクロビオティックには色々な食べ方のルールがあります。厳密に従って生活するのは時間的、また嗜好的に難しく、そこが始めるのに躊躇したり、挫折したりする原因かと思います。では、そのルールとはどんなものか簡単にご紹介します。
一つのものを丸ごと食べます。野菜の皮や根を捨てず、米なら玄米、小麦粉なら全粒粉にします。
住んでいる土地(国産)の旬のものを食べます。
農薬不使用で無添加の食材が望ましいです。
肉食、卵、乳製品、白砂糖、油をひかえます。
よく噛んで食べます。
マクロビのルールを守るには、自分で食材を揃え、料理しなければなりません。そのため、これらのルールを全て守るのは時間的に難しいと感じる方が多いと思います。
また、肉好きの人や乳製品好きの人がいきなり好物を絶つのは辛いと思います。そこで、いきなり始めるのではなく、自分に合ったペースで、取り入れてみたらどうでしょうか?
久司氏によると、少しずつ始めていけば十分とのことです。例えば、肉が好きな人なら週末だけ肉を絶ったり、または朝食と夕食だけマクロビメニューにして、仕事へ行く昼は、普通どおりの食事をするなどです。
最初は効果は少ないかもしれませんがマクロビを一度でも体験すると、その後、以前より食材に気を遣うようになり、好みも変わってきます。
僕自身は、約10年前に断食道場でマクロビと出会い、そこで修行をしました。実際に1ヶ月そこで過ごしたり、毎年通ったりしていると、病気だった人が元気になったり、健康的にダイエットを実現していく姿を目の当たりにして、その素晴らしさに感動し続けています。
僕自身も玄米菜食を食事の中心に据えていますが、甘いものや、脂っこいものをあまり好まなくなり、味覚や意識に変化が出てきたのを実感しています。
まとめ
マクロビオティックの正しい知識を書籍などで得たら、是非試してみてください。初めから完璧に実行しなくても、自分が出来る範囲でいいのです。そのことによって味覚や意識が変化し、食べ物の好みが変わってくるでしょう。
そこでちょっと気になるのが栄養バランスです。普段の食生活でも足りない栄養素があるのに、肉や卵、乳製品を摂らないと不要な成分は摂取しなくて済む代わりに、必要な栄養素も足りなくなってしまいそうですよね。
そこで酵素サプリをお勧めします。栄養を吸収してくれる腸の環境を整えて、バランスのよい栄養素を摂ることができます。腸を傷めない食事を心がけ、酵素で体内環境を整える。あなたの身体で肌や体調の変化を実感ください。
なかきれい酵素は、マクロビオティックの考え方をとりいれて、開発したサプリメントです。よかったら試してみてください。